
公共政策と人間 : 社会保障制度の準市場改革
著者 | ジュリアン・ルグラン 著、 郡司篤晃 監訳 |
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判型 | A5判 |
ページ数 | 282ページ |
製本 | 上製 |
発行日 | 2008年8月 |
ISBN | 978-4-915832-74-1 C3036 |
在庫 | あり |
定価 | 5,500円(10%税込) |
内容
イギリスでは1980年から90年代に社会保障政策に大きな転機が訪れた.「政策立案者の『動機(motivation)』,つまり何が公的セクターで働く人々の動機となっているかについての信念と,『エージェンシー(agency)』,つまり個人,特に福祉国家の受益者が独立的に,あるいは自主的に行動できる能力についての信念に変化が生じたのである.そして,これらの変化は,特に行政サービスや福祉国家全体をどう構築すべきかについての見方を,深い転換へと導いた」(まえがきより)
著者プロフィール
ジュリアン・ルグラン(ルグラン,ジュリアン)
London School of Economics and Political Science(ロンドン経済政治大学)教授。トニー・ブレア首相のsenior policy adviser(上級政策補佐官)をつとめた。
郡司篤晃(グンジ アツアキ)
1937年生まれ。東京大学医学部卒,同大学院卒。医学博士。東京女子医科大学日本心臓血圧研究所研究部を経て1975年に厚生省入省,その後医務局総務課,環境庁,鹿児島県衛生部長,厚生省生物製剤課長,健康増進栄養課長を歴任。1985年より東京大学医学部保健管理学教授。現在,聖学院大学大学院政治政策学研究科教授。
上記内容は本書刊行時のものです。
目次
序論 動機、行為主体、公共政策
第1部 ナイトと悪党の理論 公的セクターにおけるナイトと悪党 —その言葉は何を意味し、我々は何を知っているのか? 動機づけと政策の文脈 公共サービスの動機に関する理論
第2部 歩とクイーンの理論 行為主体と公共サービス 行為主体と財政
第3部 政策 医療 学校教育 デモグラント パートナーシップ貯蓄 目的税 終章 穏やかな商取引
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