近代人の宿命とキリスト教:世俗化の人間学的考察

編著者金子晴勇 著
判型四六判
ページ数306 ページ
製本上製
発行日2001年10月
ISBN978-4-915832-46-8 C3016
定価3,300円(10%税込)
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内容紹介

本書は,近代社会における宗教の衰退,あるいは宗教の個人化という「世俗化」現象を分析し,解明してきた宗教社会学の成果を批判的に吟味し,また現代の諸科学における「世俗化」の理解をとりあげながら,人間学的な観点から「世俗化」現象を考察する.宗教社会学・諸科学では欠落させてしまう人間の霊性に考察の光をあて,現代において人間的精神を回復させる宗教の意味を論じる.

編著者プロフィール

金子 晴勇(かねこ・はるお)
1932年生まれ。1962年京都大学大学院文学研究科博士課程修了。聖学院大学教授。文学博士(京都大学)。

上記内容は本書刊行時のものです。

目次

序論
第一章 現代ヨーロッパ社会における世俗化の問題
第二章 宗教社会学における世俗化の理解
第三章 現代神学による世俗化の理解
第四章 現代の諸科学における世俗化の理解
第五章 世俗化社会における霊性の回復