ニーバーとその時代 :ラインホールドニーバーの預言者的役割とその遺産

編著者チャールズ・C・ブラウン著、
髙橋義文 訳
判型A5判
ページ数564 ページ
製本上製
発行日2004年12月
ISBN978-4-915832-49-9 C3016
定価6,600円(10%税込)
在庫あり

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内容紹介

「預言者的現実主義者」として,アメリカの神学者だけでなく,政治学者また政治家たちに多大な影響を与えたラインホールド・ニーバーの伝記.数多くのニーバーの伝記の中でニーバーの思想の意味をニーバーの生きた時代・社会との関連を明らかにしながら解明する「バランスのとれた伝記」として高く評価されている.写真8頁.

編著者プロフィール

髙橋 義文(たかはし・よしぶみ)
1943年東京に生まれる。ローマリンダ大学卒業。アンドリューズ大学大学院修士課程修了。東京神学大学大学院博士課程修了(神学博士)。現在、三育学院短期大学学長。

上記内容は本書刊行時のものです。

目次

新版への序文 (アーサー・M・シュレジンジャー・ジュニア)
新版へのまえがき
まえがき

第一章 困惑の時代におけるニーバーの知恵
第二章 父親の牧師館から自動車工業都市へ
第三章 キリスト教現実主義に基づく社会倫理を目ざして
第四章 代表作『人間の本性と運命』
第五章 ナチスの脅威からヨーロッパを守る
第六章 戦後の政治と神学
第七章 二十世紀半ばの世界とユニオン神学大学院
第八章 キリスト教信仰と社会秩序
第九章 困難な時期における勧告と省察
第十章 ニーバーの遺産

補遺A ラインホールド・ニーバー年譜
補遺B ラインホールド・ニーバーの生涯と思想に関する文献の検討

付録 ニーバーの「冷静を求める祈り」――その歴史・作者・文言をめぐって (高橋義文)