編著者 | 田村秀夫 編著 |
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判型 | A5判 |
ページ数 | 314 ページ |
製本 | 上製 |
発行日 | 1999年10月 |
ISBN | 978-4-915832-31-4 C1022 |
定価 | 6,160円(10%税込) |
在庫 | 品薄 |
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内容紹介
ピューリタン革命の立役者,オリヴァ・クロムウェルはデモクラシー思想の点でも,政治指導者という意味からも重要な人物であるが,その本格的研究が立ち遅れている.本書では,序章「クロムウェル研究史」,第1部「クロムウェルの宗教」,第2部「クロムウェルと政治」,第3部「クロムウェルと国際関係」という多角的な視点からクロムウェルの全体像を構築する.またクロムウェル研究に益する詳細なクロムウェル研究関連文献を付している.
編著者プロフィール
田村秀夫 (たむら・ひでお)
経済学博士。社会経済思想史専攻。中央大学名誉教授。
青木道彦 (あおき・みちひこ)
川村学園女子大学一般教育課程(史学科所属)助教授。
山田園子 (やまだ・そのこ)
法学博士(名古屋大学)。広島大学法学部教授。
菅原秀二 (すがわら・しゅうじ)
札幌学院大学人文学部助教授。
西村裕美 (にしむら・ひろみ)
神学博士。元長崎外国語短期大学助教授。英米キリスト教史専攻。
土井美徳 (どい・よしのり)
奥羽大学文学部専任講師。西洋政治史専攻。
富田理恵 (とみた・りえ)
東海女子大学専任講師。
岩井 淳 (いわい・じゅん)
静岡大学人文学部助教授。
大西晴樹 (おおにし・はるき)
明治学院大学経済学部教授。経済学博士。
山崎かおる (やまざき・かおる)
明治学院大学経済学部兼任講師。
目次
序章 クロムウェル研究史 (田村秀夫)
第一部 クロムウェルと宗教
第一章 クロムウェルの教会構想――プロテクター政府の下の教会体制を中心に (青木道彦)
第二章 クロムウェル教会体制への批判 (山田園子)
第三章 クロムウェルとウィンスタンリ――コモンウェルスの形成に向けて (菅原秀二)
第四章 クロムウェルとクェイカー――「良心の自由」の相克 (西村裕美)
第二部 クロムウェルと政治
第五章 クロムウェルと議会――神的コモンウェルスと伝統的国制との狭間で (土井美徳)
第三部 クロムウェルと国際関係
第六章 ユニオンとクロムウェル――スコットランドの視点から (富田理恵)
第七章 クロムウェルの外交政策――プロテスタント外交と「国益」追求 (岩井 淳)
第八章 クロムウェルと「意図せざる」植民地帝国 (大西晴樹)
クロムウェル関連文献目録 (山崎かおる)