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<福祉の役わり・福祉のこころ>シリーズ
福祉の役わり・福祉のこころ
横須賀基督教社会館元館長・神奈川県立保健福祉大学前学長、阿部志郎氏の講演「福祉の役わり・福祉のこころ」と対談「福祉の現場と専門性をめぐって」を収録。福祉の理論や技術が発展する中で,ひとりの人間を大切にするという福祉の原点が見失われている.著者はやさしい語り口の中で,いま福祉が何をなさなければならないかを厳しく問いかける.
社会科学
多層的ヨーロッパ統合と法
本書は,政治,経済,法の各分野を横断する総合的な観点から,ヨーロッパ統合の過去と現在を重層的に見直すことによって,現在のEU をできるだけ客観的に認識し,これを基礎にしてEU 法の現在を解明する.特に「欧州憲法条約」の意義など,正しい現実を認識し,歴史的・比較的方法によってEU 法を客観的に認識し,日本の対EU 政策の方向づけについて論じる.
社会科学
自由と家族の法的基礎
現代の社会で大きな課題に直面している結婚,デモクラシー,また教会と国家の分離などに,憲法学,法律学の立場から考察を加え,現代の諸問題に新しい視角から新しい局面を浮かび上がらせる.著者はエモリー大学法学部教授であり,同大学の「宗教と法」研究所長として数多くの研究活動を進めており,また著書を発表している気鋭の法学者である.
聖学院大学研究叢書
アメリカにおける神の国
本書は,アメリカの社会学者,倫理学者,また神学者として知られる著者が,アメリカにおいて「神の国」という思想がどのように展開したかを歴史的に論じた古典である.1937 年の出版であるが,アメリカとは何かを神学的に解明しており,現代のアメリカのキリスト教,アメリカ社会を理解するうえで欠くことのできない書物である.
聖学院大学研究叢書
とはずがたりの表現と心:「問ふにつらさ」から「問はず語り」へ
『とはずがたり』は1938 年に発見され,埋もれた古典として話題になった文献であるが,それ以降,研究者によって地道な注釈研究がなされてきた.本書は,それらの成果を踏まえながら,作品の背景である宮廷貴族の生活を解明し,主題となっているさまざまな人間関係の中で苦悩する著者の生き方を現代に甦らせている.
キリスト教概説
キリスト教信仰概説
日本のプロテスタント・キリスト教の中で,最も多数をしめる日本基督教団の「信仰告白」を解説することによって,プロテスタント・キリスト教信仰がどのようなものであるか,その概要を示す.また「聖書と宗教改革」「ルターの聖書の読み方」を収録する.
哲学・思想
ハルナックとトレルチ
ドイツの第二帝国の時期(1870 年から1918 年)は,急激な社会変化とそれに続く政治的,社会的,文化的対立によって特徴付けられる.この時期における神学も大きな変革を余儀なくされた.この時代に歴史的変動と取り組み神学的主題としたハルナック,トレルチなどの神学者を論じ,激動の時代のドイツの思想状況を明らかにする.
キリスト教概説
神を仰ぎ、人に仕う・21世紀版:キリスト教概論
「本書は大学においてはじめてキリスト教に触れ,それを学ぶ人に,『キリスト教とは何か』を的確に伝達しようとしています.キリスト教とは何かを知ることが,現代文明の中で大学教育を受けるにあたって必須であると確信し,その本質を伝授しようと意図している」(はじめに).大学生がキリスト教の「福音」に出会うことの手助けとなることを目指して,聖書に基づいてまとめられたものである.現代においてキリスト教の福音を知りたいと願う人の入門書.(第3版2刷)
外国歴史
イングランド・ピューリタニズム研究
イギリスに起こり,アメリカへと展開したピューリタニズムは明治期から日本の文学・思想に多大な影響を与えてきているが,一方でまちがった理解によりゆがんだピューリタニズム像も描かれてきた.本書は,ピューリタンたちの生み出した第一次資料にあたって歴史資料に則ったピューリタン像を描くとともに,ピューリタニズムを世界史的動向の中で捉え,歴史を変革し,形成する普遍的原理としてのピューリタニズムを評価しなおすものである.
キリスト教思想
「ヨハネの手紙一」の研究:聖書本文の帰納的研究
新約聖書「ヨハネの手紙一」は小さな書簡であるが,キリスト教信仰の根幹に関わる思想を表明しているものとして長く重要な文書とされてきた.著者はこの書簡が書かれた背景,表現の特徴などから,論敵の主張に対するヨハネの反論などを詳細に論じ,読者であるヨハネ共同体がその時代において重要な使信として受けとめたかを明らかにする.
キリスト教思想
ピューリタン:近代化の精神構造
著者は,近代の成立をルネッサンスと宗教改革に求め,非宗教化と捉える俗説を排し,近代の起源を,「教会と国家の分離」「人間の個人化」「契約社会への移行」という構造変化に見出す.その構造変化の担い手としてのピューリタンたちの運動の思想史を描く.名著『ピューリタン』の改訂新著.
<A Theology of Japan>シリーズ
History of Japan and Christianity
The history of Japan has been indirectly or directly influenced by Christianity more than may be apparent, as this volume so ably shows. The understanding presented here is indispensable for any theological inquiry into Japan, or”Theology of Japan”投稿のページ送り