光の子と闇の子 : デモクラシーの批判と擁護

編著者R・ニーバー著、
武田清子 訳
判型四六判
ページ数210 ページ
製本上製
発行日1994年03月
ISBN978-4-915832-03-1 C0016
定価2,349円(10%税込)
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内容紹介

アメリカの政治倫理学者,R. ニーバーの主著の一つである本書は,デモクラシーという,現代世界において,再考を求められている思想原理を批判し,擁護する.権力が対立し,政治と経済が相剋する現実にあって,正義と自由を確立するためには,いかなる指導原理が存在するのか.人間の悪の問題の把握において深い洞察を欠いているマルクス主義,デモクラシー思想の楽観主義を批判し,キリスト教思想に基づくデモクラシー原理の正当性を弁護する.

編著者プロフィール

武田 清子(たけだ・きよこ)
1917年生まれ。神戸女学院大学,オリヴェット大学,コロンビア大学,ユニオン神学校に学び,R・ニーバー,P・ティリッヒに師事。「近代日本におけるキリスト教の受容と人間形成の問題」により,東京大学より文学博士。1961年国際基督教大学教授,現在,同大学名誉教授。元世界教会協議会(WCC)会長。

上記内容は本書刊行時のものです。

目次


第一章 光の子と闇の子
第二章 個人とコミュニティ
第三章 コミュニティと財産
第四章 デモクラシーの寛容とコミュニティの諸グループ
第五章 世界共同体