シリーズ | 聖学院大学研究叢書3 |
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編著者 | 金子晴勇 著 |
判型 | A5判 |
ページ数 | 278 ページ |
製本 | 上製 |
発行日 | 2002年03月 |
ISBN | 978-4-915832-50-5 C3010 |
定価 | 6,380円(10%税込) |
在庫 | あり |
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内容紹介
自由意志の問題は,古代から中世,近代にかけて,アウグスティヌスとペラギウス,エラスムスとルター,ジェズイットとポール・ロワイヤルの思想家たち,さらにピエール・ベールとライプニッツなどの間で激烈な論争が繰り広げられた哲学と神学の重要主題であった.本書では自由意志と奴隷意志論争を焦点にルネサンスと宗教改革という二つの精神上の運動を述べる.
編著者プロフィール
金子 晴勇(かねこ・はるお)
1932年生まれ。京都大学大学院文学研究科博士課程修了。文学博士(京都大学)。
上記内容は本書刊行時のものです。
目次
はしがき
序 章
第一章 一六世紀宗教改革の二つの道
第一部 キリスト教的ヒューマニズムによる改革
第二章 エラスムスと宗教改革の精神
第三章 エラスムス『エンキリディオン』の研究
第四章 エラスムス『エピクロス派』の研究――解説・翻訳・注釈
第二部 ルターと宗教改革の思想
第五章 ルターの宗教的基礎経験と新しい神学思想
第六章 ルターの人間学と教育思想
第七章 ルターの死生観
第八章 ルターからドイツ敬虔主義へ――宗教改革の隠れた地下水脈
終 章
第九章 エラスムスとルターにおける自律と神律――主体性の問題
付録 三つの短編
(1)信仰のコペルニクス的転回――ルターと宗教改革の精神
(2)内村鑑三のルター像
(3)ルターの『ローマ書講義』との出会い