編著者 | 工藤英一 著 |
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判型 | 四六判 |
ページ数 | 171 ページ |
製本 | 上製 |
発行日 | 1996年11月 |
ISBN | 978-4-915832-15-4 C3036 |
定価 | 2,563円(10%税込) |
在庫 | あり |
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内容紹介
1883年(明治16年)来日,1898年東京で没したアメリカ・ディサイプルス派の宣教師C. E. ガルストの足跡をたどる.当時まだ鉄道も開通していない秋田への伝道,農学校出身の知識を活かしての農民たちとの交わりを通して,農村地域の貧困を知り,土地だけに課税すべきとする土地単税論を主張.みずから単税太郎を名乗り,黎明期日本の社会運動家と交流し,多くの影響を与えた.明治期のキリスト教と社会運動との関わりに新たな頁を加える.
編著者プロフィール
工藤 英一(くどう・えいいち)
1922年生まれ。慶應義塾大学経済学部卒業。経済学博士。 明治学院大学経済学部教授、経済学部長、産業経済研究所長、図書館長、キリスト教研究所長を歴任。 1987年逝去。
上記内容は本書刊行時のものです。
目次
序文――ガルスト研究の歩み
序――ガルスト研究の歩み
明治時代における社会主義とキリスト教――土地問題を中心とした明治初期の概観
明治中期における土地問題とキリスト教――ガルスト単税太郎について
ガルストの生涯管見――その信仰形成の過程について
ガルストの単税経済論
ガルスト(単税太郎)研究覚書
宣教師C・E・ガルスト――来日八〇周年を迎えて
ガルスト研究の新資料
単税太郎ガルストの生涯
城泉太郎と城常太郎――明治期社会労働運動史研究ノート